サイドFIREにいくら必要?4%ルールで計算する方法と我が家が5,000万円を目標にした理由

資産形成・お金の話

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「いつかフルタイムじゃなくてもいいくらい、お金を作りたい」

そう思ったことはありませんか。

子どもの行事に仕事を休めない。学校の呼び出しのたびに申し訳ない気持ちになる。本当はもう少し仕事をセーブしたいのに、生活費のことを考えると踏み切れない。

そんな状態から抜け出すために、私が目指しているのが「サイドFIRE」です。

サイドFIREとは、「資産収入+少しの労働収入で生活できる状態」のこと。完全に仕事をやめるのではなく、フルタイムの拘束から解放されて「やりたい仕事だけ選べる」自由を作ることです。

この記事では、サイドFIREって「結局いくら必要なの?」という疑問に、我が家の数字で全部答えます。


この記事を書いた人
30代関西ママ。投資歴4年。SBI証券でeMAXIS Slim S&P500・オールカントリーを積立中。小1女の子のママ。夫婦共働き。総資産2,220万円・NISA1,443万円。住宅ローン残債2,200万円。サイドFIRE目標5,000万円。


サイドFIREって何?完全リタイアとどう違うの?

FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の略。資産収入だけで生活できる状態を目指す考え方です。

でも「完全に働かない」FIREは、資産が膨大に必要で現実的ではない人も多い。そこで生まれたのがサイドFIREです。

完全FIREサイドFIRE
収入源資産収入のみ資産収入+少しの労働収入
必要資産多い少なくて済む
働き方完全リタイア好きな仕事を少しだけ
現実性ハードル高い30〜40代でも目指せる

私が目指しているのはサイドFIRE。フルタイムで働き続けなくていい状態を、資産で作ること。完全にやめるのではなく、「やりたい仕事だけ選べる」自由が目標です。

日勤で週3〜4日だけ、自分の好きな仕事で働く。
これが私の目指すサイドFIREのかたちです。

あなたの「理想の働き方」はどんなイメージですか?
週何日・何時間・どんな仕事か。サイドFIREを目指す前に、まず自分の理想を言語化してみると、必要な金額も逆算しやすくなりますよ。


サイドFIREにいくら必要?計算方法をわかりやすく解説

サイドFIREの必要資産を計算するとき、よく使われるのが「4%ルール」です。

「資産の4%ずつ取り崩しても、30年以上資産が枯渇しない」という考え方

これは米国の研究(トリニティスタディ)で導き出された経験則です。

4%ルールの仕組み。毎年4%取り崩しても
残りの96%が運用で増え続けるため、理論上30年以上資産が持つとされています。

STEP1:自分に必要な資産額を計算する

計算式はシンプルです。

必要資産 = 年間生活費 × 25

年間生活費がわかれば、すぐに目標額が出ます。

年間生活費必要資産(×25)
200万円5,000万円
250万円6,250万円
300万円7,500万円
400万円1億円

我が家の年間生活費は約402万円なので、単純計算では約1億円が必要になります。


STEP2:その資産があれば毎月いくら使えるか確認する

目標額が決まったら「実際に毎月いくら取り崩せるか」を確認しましょう。

資産額毎年取り崩せる額毎月取り崩せる額
3,000万円120万円約10万円
4,000万円160万円約13.3万円
5,000万円200万円約16.7万円
6,000万円240万円約20万円
7,000万円280万円約23.3万円

ただし、これは「資産収入だけで生活する場合」の計算です。

サイドFIREは労働収入もあるので、資産から取り崩す額が減り、必要な資産額もグッと下がります。我が家の場合、具体的にいくら必要なのか。次のステップで計算します。

※表の太字「5000万円」が我が家の目標額です。


よく聞く「定額」と「定率」、取り崩し方の違い

老後に資産を使うとき、取り崩し方には2つのやり方があります。

定額取り崩し定率取り崩し
やり方毎月・毎年、決まった金額を取り崩す残高の何%かを毎年取り崩す
毎月20万円ずつ引き出す残高の4%を毎年引き出す
メリット生活費の計算がしやすい資産が減っても取り崩し額も自動で減るので枯渇しにくい
デメリット資産が減っても同じ金額を引き出すため枯渇リスクがある毎年もらえる額が変わるので生活設計がしにくい

4%ルールは定率取り崩しの考え方。私が選ぶのも定率です。

理由はシンプルで、資産が減ったときに気持ちが楽だから」。定額で取り崩し続けると、資産が予想より減っても同じ金額を引き出し続けることになる。フルタイムをやめた後にそれをやるのは、精神的にしんどい。

定率なら資産が減れば取り崩し額も自動で減るので、「資産に合わせた生活」ができます。取り崩し額が減ったときは娯楽費を抑えて、労働収入を少し増やして乗り切るつもりです。


ここで大事なポイントがあります。

4%ルールは「資産収入だけで生活する場合」の計算です。でもサイドFIREは労働収入もある。だから資産から取り崩す額が減り、必要な資産額もグッと下がります。

つまり「完全FIREには1億円必要でも、サイドFIREなら5,000万円で足りる」ということ。これがサイドFIREが現実的と言われる一番の理由です。

では我が家の場合、具体的にいくら必要なのか。次のステップで計算します。

▼NISAで暴落が来ても積立を続けるべき理由はこちら


我が家が目標5,000万円にした理由【計算全公開】

①毎月の生活費を確認する

我が家の毎月の生活費は約33.5万円。年間で約402万円です。

項目月額
住宅ローン74,000円
光熱費・通信費など59,500円
保険・学童・習い事35,000円
食費・日用品60,000円
ガソリン・お小遣い55,000円
薬代・年間特別費積立50,000円
合計約335,000円

▼我が家の家計は、こちらの記事に全部公開しています。


②サイドFIREしてからも稼ぐ金額を決める

サイドFIREしても、完全に働かないわけではありません。

我が家のサイドFIREは2段階で考えています。

【第1段階】資産5,000万円到達まで:できるだけ働いて投資資金を確保

実は今の私はフルタイム勤務ではなく、手取り月10〜15万円で働いています。ある意味すでにサイドFIRE的な状態です。でも仕事を辞めるつもりは全くありません。理由はシンプルで、まだ目標の半分も到達していないから。

5,000万円に届くまでは、できるだけ働いて投資資金を確保したい。今は「仕事をしながら積立を続ける」フェーズです。

▼収入をセーブしながらもNISAを続けた話はこちら

【第2段階】資産5,000万円到達後:夫婦ともに働き方をゆるめる(50代〜)

5,000万円に到達したら、夫婦ともに仕事量を減らすイメージです。夫婦それぞれ月10万円ずつ、合わせて月20万円の労働収入を想定しています。

月の生活費夫婦の労働収入合計資産から必要な月額
約33.5万円約20万円(各10万円)約13.5万円
第1段階は私だけセーブ・夫は継続。
5,000万円到達後は夫婦ともにゆるめて、資産と労働収入を組み合わせて生活します。

③必要な資産額を計算する

第2段階の取り崩し額で計算します。

月13.5万円の取り崩し=年間162万円が資産収入で必要。

4%ルールで計算すると⇩

162万円 ÷ 4% = 約4,050万円

計算上は4,050万円で足りることになります。

ただし我が家には住宅ローン残債2,200万円があります。また年金を受け取れる65歳までの間、想定外の出費や収入減があるリスクも考えると、余裕を持った目標が必要です。だから目標は計算値より約1,000万円上乗せした5,000万円に設定しています。

また65歳以降は年金(夫婦合計月約23万円)が加わるため、資産からの取り崩しはほぼ不要になります。5,000万円あれば老後は十分すぎるくらいの余裕が生まれる計算です。


計算上4,050万円でも、5,000万円を目標にした理由

理由内容
年金があるから65歳以降は年金収入で生活費をほぼ賄える
労働収入があるから夫婦各10万円・合計20万円の収入で取り崩し額が減る
住宅ローンが終わるから残り28年で返済完了→その後は月7.4万円が浮く
子どもが独立するから教育費の負担がなくなる時期がある

特に年金は大きいです。65歳以降は年金(夫婦合計月約23万円)が加わるため、資産からの取り崩しはほぼ不要になります。

自分の年金見込み額は「ねんきんネット」で確認できます。年金は老後の大きな収入源。定期的にチェックしましょう!

これらを考えると、計算値(4,050万円)より約1,000万円上乗せした5,000万円を目標にすることで、想定外の出費や収入減にも余裕を持って対応できます。


今2,220万円。目標5,000万円まで何年かかる?

金額
現在の総資産約2,220万円
うち教育資金(別管理)約530万円
サイドFIRE用資産約1,690万円
うち投資中約1,420万円
うち現金(生活防衛費等)約270万円
目標5,000万円
残り約3,310万円
総資産2,220万円のうち、教育資金530万円は別管理。サイドFIRE用の計算には含めていません。

教育資金は別管理のため、サイドFIRE用の計算からは除いています。また現在の資産のうち全額を投資に回しているわけではなく、生活防衛費などは現金で確保しています。

投資中の1,420万円を年利5%で運用した場合のシミュレーション⇩

年数NISAのみ(追加なし)月5万円月8万円月10万円
5年後約1,810万円約2,140万円約2,340万円約2,470万円
10年後約2,310万円約3,070万円約3,520万円約3,820万円
15年後約2,950万円約4,250万円約5,020万円約5,540万円
月8万円でも15年で目標5,000万円に到達。積立額を減らしても続けることが大切です。
※年利5%は将来の運用成果を保証するものではありません。

※現金270万円は含まず投資部分のみのシミュレーションです。

月8万円でも約15年で目標5,000万円に到達する計算です。月10万円なら約13年。収入が減って積立額を減らしても、諦めずに続けることが大切だとわかります。私が40代後半〜50代前半のタイミングです。

※年利5%は過去のS&P500の平均リターンを参考にしたシミュレーションです。将来の運用成果を保証するものではありません。

積立はSBI証券のNISAで自動化しています。口座開設がまだの方はこちらから。
【A8:SBI証券リンク差し込み予定】

▼実際の運用実績はこちら


住宅ローン2,200万円があってもサイドFIREできるの?

結論:できます。ただし計算に組み込む必要があります。

我が家のローン残債は2,200万円・残り28年。これを無視して「資産5,000万円でFIRE」と計算するのは危険です。

ただし、我が家の場合は住宅ローンにメリットがあります。

  • 固定金利1.2%(我が家の場合。変動金利や他の固定金利の方は異なります)
  • 団信があるので万が一のリスクが低い
  • 住宅ローン控除1%適用中・実質負担金利は約0.2%(残り6年。2022年以降入居の方は控除率0.7%で条件が異なります)

※住宅ローンの金利・控除率はご自身の契約内容・入居時期によって異なります。まずはご自身のローン条件を確認してみてください。

ローンの返済は毎月7.4万円。これはサイドFIRE後の労働収入(夫婦合計月20万円)で賄える範囲です。だから「ローンがあるからFIREできない」ではなく、「ローン返済分も含めた労働収入を確保すればいい」という発想で計算しています。

また、目標の5,000万円に近づいた頃には資産に余裕が生まれます。そのときの状況を見ながら、繰り上げ返済してローンを減らすか・そのまま低金利で返し続けるかを柔軟に選べばいい。今の段階で決める必要はありません。

▼住宅ローン繰り上げ返済 vs NISAの詳しい比較はこちら


数字より「時間の自由」がほしくてサイドFIREを目指している

なぜ完全リタイアではなくサイドFIREなのか。

まず正直に言うと、完全FIREは現実的ではないと思っています。資産だけで一切働かずに生きるには、膨大な資産と強靭なメンタルが必要。「現実的じゃない目標」を掲げても、やる気は続きません。

だから私はサイドFIREを選びました。

サイドFIREなら「好きな仕事を選べる」状態になれる。フルタイムの拘束から解放されながら、少しだけ働き続けられる。ずっと働かないことへの不安、社会との繋がりが切れる怖さ、キャリアのブランク。それらを抱えずに済む。それが私にとっては一番現実的で、理想的な形です。

そしてもう一つ、サイドFIREを選んだ理由があります。

「頑張れば届きそうな範囲だから」です。

我が家は高収入でも、特別な才能があるわけでもありません。手取り月45万円・住宅ローンあり・子育て中の、どこにでもいる共働き家庭です。それでも毎月10万円を積み立て続けることで、約13〜15年後に5,000万円に届く計算が出ました。

完全FIREの「1億円必要」という数字を見たとき、正直やる気が出ませんでした。でも「5,000万円・15年」という数字は、遠いけど見えます。見えるから、続けられます。

仮に5,000万円に届かなくても、資産が今より増えていれば、今より確実に豊かになっています。

3,000万円でも、4,000万円でも、今の2,220万円よりはるかに選択肢が広がる。仕事をセーブする余裕、子どもの教育費への安心感、突発的な出費への対応力。お金が増えれば、心の余裕も増えます。

サイドFIREを目指して積み立てることに、悪いことは何一つありません。

子どもが中学・高校になれば手が離れ、仕事の幅も広がるはず。今は積立を続けながら、その時期を静かに待っています。


まとめ:必要な金額は家庭によって全然違う

項目我が家の数字
月の生活費約33.5万円
サイドFIRE後の想定労働収入夫婦各10万円・合計月20万円
資産から必要な月額約13.5万円
4%ルールで計算した必要資産約4,050万円
我が家の目標(余裕を持たせた)5,000万円
現在のサイドFIRE用資産約1,690万円
目標達成の見込み約13〜15年後(40代後半〜50代前半)

「サイドFIREにいくら必要か」は、生活費・労働収入・住宅ローン・年金・教育費によって人それぞれ全然違います。

難しく考えなくていいです。順番はこれだけ。

① 自分の月の生活費を把握する
② サイドFIRE後にいくら稼ぐか決める
③ 差額を4%ルールで計算する

それだけで「自分の目標金額」が出ます。

目標が決まれば、あとはやめないだけ。5,000万円に届かなくても、今より資産が増えた分だけ、確実に人生の選択肢が広がります。

完璧な計画じゃなくていい。動き続けることが、唯一の正解だと思っています。

まず口座を持っていない方はこちらから始められます。
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▼NISAの実際の運用実績はこちら

▼資産2,000万円を達成しても不安な理由

▼新NISAの始め方はこちら


免責事項
この記事は個人の体験をもとにした情報提供を目的としています。投資は元本保証ではなく、損失が生じる可能性があります。将来の運用成果を保証するものではありません。投資・資産計画の判断はご自身の責任でお願いします。


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