【節約術】週1回の買い物で食費とムダ遣いを減らすコツ
独身時代の私は、正直なところ毎月の食費がいくらかかっているのか、まったく把握していませんでした。
外食が中心の生活ではありましたが、時には自炊もしていて、「自炊の方が節約になるだろう」と思い込んでいたのです。
ところが実際には、自炊のために買い物へ行くと、ついあれこれ不要なものまで買ってしまい、結果的に外食の方が安上がりだった…なんてことがしょっちゅうありました。
結婚を機に家計管理を見直し、本格的に食費の管理を始めてみたところ、気づいたのは――
「買い物に行くたびに、毎回ムダ遣いをしている」
という事実でした。
お菓子、ジュース、新商品のスナックなど、「本当はいらないけど、つい」買ってしまうものが毎回あるんですよね。
「よし、次は無駄なものを買わないようにしよう!」と意気込んではみるものの、買い物のたびにこの物欲をコントロールするのはやっぱり難しい…。
そこで思いついたのが、
「買い物の回数そのものを減らせば、ムダ遣いのチャンスも減るのでは?」
という考え方です。
試行錯誤の末、現在我が家では【週に1回のまとめ買い】というスタイルを3年以上続けています。

この習慣のおかげで、ムダな出費を抑えられるようになっただけでなく、「買い物にかける時間」や「毎日のお献立を考える手間」も大幅に削減できました!
今回は、私が実際に【週1回の買い物スタイル】で実感した効果や具体的なやり方をご紹介します。
- 家計の見直しをしたい方
- 食費を節約したい方
- 毎日の買い物や献立に疲れている方
そんなあなたに、少しでも参考になれば嬉しいです☺
※本記事で扱う「買い物」とは、食材や日用品の購入を指しています。
買い物は週1回でOK!ムダ遣い&家事時間を減らす3つのメリット

買い物の頻度を週1回に減らすことで、【お金】と【時間】を節約できます。
「週1まとめ買い」を習慣にしてから、わが家では食費のムダも家事ストレスも大幅に減りました。
ここでは、実際に感じたメリットを3つご紹介します。
1. ムダ遣いの機会が減る → お金が節約できる!
「買う予定のなかった物、ついついカゴに入れてしまう…」
そんな経験、誰でも一度はあるはず。
例えば──
- お菓子やスイーツ
- 陳列で目立つ“特売品”
- 珍しい調味料
特にお腹が空いているときは、判断力がゆるみがち。買い物へ行く回数が多いほど、ムダ遣いの機会も増えてしまいます。
だからこそ、買い物の回数を減らすことが節約の第一歩!
▼例えば
- 2日に1回買い物をすると、月に約15回。
- 毎回500円のムダ遣いをすると、月7,500円の出費に。
- 週1回なら、月に4~5回 → ムダ遣いは約2,500円に。
↑週1回にするだけで、月5,000円近くの節約になる計算です。
2. 家事の時間を大幅カットできる
買い物は意外と時間のかかる家事。
スーパーまでの移動・品選び・レジの待ち時間など、1回の買い物で1時間以上かかっている人も少なくありません。
特に、仕事や育児に追われている人にとって「1時間」はとても貴重な時間です。

私も仕事・5歳の子どもを子育てしながら家事をこなしていますが、
仕事後に保育園のお迎え→買い物→夕飯の準備…この流れは本当に大変でした。
だからこそ、買い物は週末(土曜or日曜)にまとめて1回だけ!
平日は一切買い物に行かなくなったことで、心にも時間にもゆとりが生まれました。
3. まとめ買いで時短調理がしやすくなる
週に1回買い物をするということは、一週間分の献立をざっくり立てることになります。
そして買い物から帰ったら、その日のうちに食材の下ごしらえや冷凍保存を済ませておくと、平日の料理が圧倒的にラクになります!
▼例えば
- 肉や魚は使いやすい分量にカット&冷凍
- 野菜は洗って、用途別に切り分け
- 使う予定の具材をセットして冷蔵保存しておく
こうすることで、平日は炒める・煮るだけ!夕食準備にかかる時間がかなり短縮できます。
週1回の買い物で「お金」と「時間」にゆとりを
「ムダ遣いを減らしたい」「買い物の手間を減らしたい」そんな方には、週1回のまとめ買いが本当におすすめです。
最初は少し工夫が必要かもしれませんが、慣れてしまえばラクで時短・節約のいいことずくめ!
買い物を週1回にするデメリットとは?

もちろん、週1回の買い物スタイルにもデメリットはあります。
メリットだけでなく、事前にデメリットを理解しておくことで、よりスムーズに運用できるようになります。
1. 買い忘れが発生しやすい
週に1回しか買い物に行かない場合、最初のうちはどうしても買い忘れが発生しがちです。
一週間分の食材や日用品の量を把握するのは、慣れるまでは難しいもの。

ただし、何度か失敗を経験することで、自然と在庫の把握や必要量の見積もりが上達していきます。
メモを取ったり、スマホの買い物リストアプリを活用することで、買い忘れは確実に減らせます。
また、どうしても買い忘れがあっても、追加の買い物は週に1〜2回以内に抑えられるケースがほとんど。半年ほど続ければ、買い忘れもほとんどなくなってくるでしょう。
2. 一週間分の献立を考えるのが大変
最大のハードルは、7日分の献立を一度に考えること。
毎日「今日は何を作ろう?」と悩むのも大変ですが、それを一週間分まとめて考えるとなると、なかなかの労力です。
「その日の気分で食べたいものが変わるかも…」と感じる方も多いでしょう。
とはいえ、これは逆に言えば1回の計画で1週間悩まなくて済むという大きなメリットにもつながります。
さらに、冷凍保存や日持ちする食材を活用すれば、ある程度のメニュー変更も可能。
慣れてくるとレパートリーも広がり、段取りよく献立が立てられるようになります。
3. 食材の賞味期限管理が重要になる
週に1回の買い物では、賞味期限のチェックがより重要になります。
頻繁に買い物をしていれば、多少の賞味期限の短さも問題にはなりませんが、一週間後に使う食材となると、傷んでしまうリスクもあります。
▼そのため、以下のような工夫が必要です
- 生鮮食品は週の前半に使う
- 冷凍食材や日持ちのする加工品は週の後半用に回す
- 賞味期限の長い商品を意識的に選ぶ(例:お豆腐でも3日持つ物と10日持つ物がある)
「賞味期限を基準に献立を考える」ことが、週1買い物スタイルを成功させるカギになります。
デメリットはあるけど、工夫次第でカバーできる!
週1回の買い物には確かにいくつかのデメリットもありますが、
いずれも「慣れ」と「ちょっとした工夫」で解決できるものばかりです。
失敗しても落ち込まずに、まずは試してみることが大切。

回数を重ねるうちに、自分なりのコツやスタイルが身につきますよ☺
~事前準備~ 週1回の買い物を成功させるために

何の準備もせずに買い物へ行くと、買い忘れや食材の買いすぎが起こる可能性が高くなります。
その結果、買い物回数が増えてしまったり、買った食材を使い切れずにフードロスが発生してしまうことも…。
そうなると、せっかくの節約も台無し。本末転倒ですよね。
そこで重要なのが、事前準備です!
難しいことはありません。一つずつ確認していきましょう。
① 買い物先を1つに絞る(ネットスーパーもOK)

複数のスーパーを回ると、つい買いすぎてしまったり、ムダ遣いの機会が増えてしまいます。
それに、時間も手間もかかってしまいますよね。
ですので、買い物先は1か所に決めるのが断然おすすめ!
可能であれば、食材と日用品の両方がそろうお店を選ぶと、効率が良くポイントも貯まりやすくなります。
例えばこんなお店が便利:
- 【郊外型】ビッグエクストラ(イオングループ)、ラ・ムー(大黒天物産)
- 【都市部】イオン、イトーヨーカドー、業務スーパー など
また、最近ではネットスーパーや定期便サービスを活用する方法も◎
実物が見られないというデメリットはありますが、買い物時間ゼロで済むのは大きなメリットです。
(私自身はまだ利用していませんが、選択肢の一つとしてぜひ検討してみてくださいね!)
② 一週間分の献立を考える

まずは、よく作るメニューをリストアップするところから始めましょう。
そこからざっくりとで構わないので、7日分の献立を組み立ててみてください。
▼その際のポイントは以下の通り
- 日持ちする食材を週の前半に使う
- 冷凍食材や常備菜で後半をカバーする
- 献立に沿った買い物リストを作る
一度作った献立は、改善点を次回に活かすためにも保存しておくことが大切です。
献立表が何パターンかできれば、それをローテーションすることで、今後の献立作成の手間もどんどん減っていきますよ。

私自身は3年以上「週一回の買い物」を続けていますが、今では献立を考えず、以前作ったリストを回すだけなのでとってもラクです☺
③ 日用品の補充メモを習慣にする

買い物は食材だけではなく、日用品の補充も重要です。
在庫管理が甘いと、必要なときに「あれがない!」と困ってしまいますよね。
おすすめの方法は、「在庫の目安を決めて、減ったらすぐメモする」こと。
例:
- サランラップ・アルミホイル → 常に3個ストック、2個になったらメモ
- トイレットペーパー・洗剤 → 1個減るごとにメモ
このように、減ったタイミングで買い物リストに書き出すクセをつけることで、買い忘れをかなり防ぐことができます。
④ 初めは失敗して当たり前。気楽に始めてみよう

最初のうちは、買い忘れや献立のミスがあって当然です。
しかし、回を重ねるごとに慣れてきて、在庫管理も献立計画も自然とできるようになります。
半年も続ければ、週1回の買い物スタイルが生活の一部になり、
「前みたいにちょこちょこ買い物へ行く生活には戻れない…!」
という方も多いはず。
初めから完璧を目指す必要はありません。
大切なのは、「節約」と「時間のゆとり」を実感できるまで、続けることです。
まとめ|週1回の買い物がもたらす“節約とゆとり”

物価が上がり続ける今、家計を守るためには日々のムダを見直すことがとても大切です。
今回ご紹介した「買い物を週1回にまとめる」方法は、
ただ出費を減らすだけでなく、家事の効率化や時間のゆとりにもつながる嬉しい工夫です。
買い物の回数が減れば、ムダ遣いの機会が自然と減り、買い物時間や献立を考える時間も短縮されます。
さらに支出の傾向が見えやすくなるので、家計管理がぐっとラクになるというメリットも。
最初は少し大変に感じるかもしれませんが、慣れてくると「なんでもっと早くやらなかったんだろう?」と思うくらい、暮らしがシンプルになります。
小さな積み重ねが、大きな節約に。
ぜひ一度、あなたの生活にも取り入れてみてくださいね☺
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