
30代主婦の間で人気が高まっている副業「せどり(転売)」に、実際に4ヶ月間チャレンジしてみました!
せどりは「安く仕入れて、高く売る」というシンプルなビジネスモデルで、初心者にも始めやすいと言われています。
わたしも副業に興味を持ち、「家にいながらできそう」と思って始めましたが、結果としては挫折…。
この記事では、せどり初心者のわたしが実際にやってみてわかったメリット・デメリット、稼げた金額、失敗した理由など、リアルな体験談をまとめています。
これから副業を始めたい主婦の方や、「せどりって本当に稼げるの?」と気になっている初心者の方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
せどりって何?初心者でもわかるカンタン解説

「せどり」とは、商品を安く仕入れて、高く売ることで差額(利益)を得る副業のことです。

転売とも言われることがありますが、実際には小売業の一種であり、きちんとしたビジネス。ルールを守って行えば、合法かつ健全な副業です。
👇せどりには大きく分けて2つの方法があります。
- 店舗せどり:実際のお店で商品を仕入れる方法(例:イオンやドン・キホーテのセール品)
- 電脳せどり:ネットショップで商品を仕入れる方法(例:Amazonのブラックフライデーや楽天のスーパーセール)
どちらの方法も、仕入れ値よりも高く売れる商品を見つける目利き力がポイントになります。
販売先はどこ?初心者におすすめのプラットフォーム
仕入れた商品を売る場所は主に以下のようなECサイトやフリマアプリです。
- Amazon:初心者でも始めやすく、売れるスピードが速い。出品の手間も少なめ。
- メルカリ:スマホひとつで簡単に出品できる。主婦層にも人気で、売れやすい商品ジャンルが豊富。
- 楽天市場・Yahoo!ショッピング:本格的なネットショップ運営が必要。月額費用がかかるため中上級者向け。
それぞれにメリット・デメリットがありますが、副業初心者にはAmazonやメルカリから始めるのが王道です。
わたしがせどりを始めたきっかけ|スキルがなくても始めやすい副業だったから

副業に興味を持ったとき、まず思いついたのは「Web系の在宅ワーク」や「ブログでアフィリエイト収入を得る」ことでした。
でも、現実はなかなか厳しく──
- Webデザインやプログラミングは、学習に時間がかかる
- アフィリエイトは、収益化まで1年以上かかることも多い
と、初心者がすぐに成果を出すにはハードルが高い印象でした。
その点、せどりは「スキルなし」でもすぐにスタートできる副業。
やるべきことはシンプルで、
- 売れそうな商品を見つける(リサーチ)
- 安く仕入れる
- 高く売る
という流れ。うまくいけば、初月からでも利益が出せる可能性があります。
この「すぐに行動できる手軽さ」と「結果が見えやすい仕組み」が、私にとってとても魅力的でした。

特別なスキルや知識がなくても始められるなら、子育て中の私でもチャレンジできるかも──。
そんな気持ちから、せどりの世界に一歩踏み出すことを決めました。
【注意喚起】せどり初心者は高額情報商材のカモになりやすい!

副業ブームのなか、せどりも「初心者向け」「主婦でもできる」といった甘い言葉で広く紹介されています。
でもその裏側には、初心者を狙った高額な情報商材ビジネスが数多く存在するのが現実です。
わたしも最初は、「買い物ついでに稼げる!」「誰でも月収70万円!」なんて言葉に惹かれて、いろいろと調べました。

でも、よく考えてみてください。
本当にせどりで毎月70万円以上稼げるなら、なぜその人は情報商材を売っているのか?
その答えは簡単です。
せどりでコツコツ稼ぐよりも、初心者に高額ノウハウを売ったほうが圧倒的に儲かるからです。
「無料LINE登録で稼げる!」は危険信号
せどり初心者の多くが、「何から始めればいいの?」と迷っている状態。
そんな“迷える子羊”をターゲットに、「無料プレゼント」や「LINE登録で稼げる情報GET」など、魅力的に見える誘導がたくさんあります。
わたし自身は高額商材を買うことはありませんでしたが、YouTubeやブログで参考にしていた情報発信者の多くが、
- 有料会員への勧誘
- 有料セミナーの案内
- LINE登録後のステップメール
といった形で、最終的に何らかの販売目的を持っていたことに後から気づきました。
せどり初心者が詐欺まがいの商材を避けるための4つのポイント
せどりを始めるにあたって、信頼できる情報を見極める目を養うことは超重要です。
以下の4つのポイントを参考にしてください。
🔍 情報収集時にチェックすべきこと
- その発信者は、実際にせどりで稼いでいるのか?
→ 情報商材やサロン収益がメインなら注意。 - LINE登録や会員登録を強く誘導していないか?
→ 強引な誘導は詐欺商材の特徴。 - 複数の情報源を確認し、共通する内容をメモする
→ 本質的な部分は、多くの信頼性ある情報で重複します。 - 納得できる情報だけを試してみる
→ 自分が「なるほど」と思えるもの以外は手を出さない。
甘い言葉には要注意。情報選びもせどりの一部
せどりの基本は「安く買って高く売る」ですが、情報の仕入れこそが最初の“目利き”です。
初心者のうちは、有料情報に手を出す前に、無料で得られる良質な情報を見極める力をつけておきましょう。

わたしのように、せどりで挫折してしまったからこそ伝えられることがあります。
情報の選び方を間違えないよう、どうか慎重に進めてくださいね。
私がせどりを脱落した理由|副業初心者がつまずいたリアルな壁


よく「百聞は一見に如かず」と言いますが、まさにわたしのせどり体験はそれ。
始めてみないと分からないこと、体感して初めて見える大変さがたくさんありました。ここでは、わたしがせどりを挫折してしまった理由を、実体験とともにお話しします。
固定費が意外と高い!じわじわ効く「出費のストレス」
せどりは「安く仕入れて高く売る」ビジネスですが、実はその前にやることがたくさん。
たとえば、市場の需要を調べたり、ライバルの価格を把握するリサーチが不可欠です。これには専用ツールが必要で、その月額料金が思ったより高いんです。
私が実際に使っていたツールと費用
- Amazon大口出品登録:月額4,900円
- Keepa(価格変動チェック):月額約3,000円
- アマサーチ(バーコードリサーチ):月額約3,000円
合計で月1万円以上の固定費。

初心者の多くは「えっ、こんなにかかるの?」と驚くと思います。さらに、使い方が難しいツールも多く、まずは操作を覚えるところからスタートです。
夜な夜なYouTubeやブログを見て使い方を学び、やっと仕入れができるように。
でも利益が出る商品を探すのは簡単じゃなく、固定費だけが毎月しっかり引かれていく…。
まだ何も売れていないのに、出費だけがかさんでいくのは本当にストレスでした。
貪欲さが必要?最安値を狙う毎日に疲れた
電脳せどりの場合、楽天のお買い物マラソンやクーポン、ポイント還元をフル活用して「最安値」で仕入れることが必要です。
店舗せどりでも、チラシやセール情報を細かくチェックし、お得な商品を探しまわらなければなりません。
利益を出すには、どれだけ安く仕入れられるかがカギ。

でも私には、この細かい情報を追いかける作業がどうしても苦手でした…。
「楽しんでやれたら違ったのかも」と思いますが、私には合わなかったようです。
資金力の現実|せどりには想像以上にお金がかかる
あるときわたしは、思い切って約30万円分の商品を一括仕入れしたことがあります。
その時、ふと気づいたんです。

「副業で月5万円稼ぎたいなら、利益率10%の商品を仕入れると仮定して、50万円分の仕入れが必要になる…!?」
しかもそれは送料・梱包材・自分の作業時間(人件費)などのコストを除いた計算です。
結局、目指す利益を出すには、仕入れに毎月60万円近くの資金が必要。
主婦が気軽に出せる金額ではありませんでしたし、在庫リスクや資金ショートの不安がどんどん大きくなっていきました。
Amazonのルールが難しすぎる!
わたしはAmazonをメインの販売先にしていましたが、Amazonには独自の厳しいルールがあります。知らずに商品を仕入れると、売れないどころかアカウント停止のリスクすらあります。
私が実際に経験したトラブル例
- 出品許可が必要な商品に気づかず仕入れてしまい、販売できなかった
→ ドンキで仕入れた化粧品が出品できず、在庫に… - 昨日まで売れていた商品が突然出品禁止に!
→ 電気コンロが急に販売NGに。FBAに送っていたので返品か処分を選ばされ、結局赤字… - FBAの梱包ルールを知らずに想定外の出費
→ ブラインドを40本仕入れたものの、規定サイズのダンボールがなく、特注ダンボールを高値で購入。送料や手数料もかかって、利益が激減。
Amazonは確かに売れやすく魅力的なプラットフォームですが、ルールが厳しく、初心者にはハードルが高いと実感しました。
せどりに向いている人、向いていない人がいる

せどりはシンプルなビジネスだけど、実際にやってみるとコスト・情報収集・リスク管理・販売ルールなど、考えることが山ほどあります。
- リサーチや数値分析が好きな人
- 最安値を追いかけることに燃える人
- 多少の損失やリスクも割り切れる人
そんな人にはピッタリかもしれません。

でもわたしは、子育てや家事の合間にできる副業としては負担が大きすぎると感じ、せどりを手放す決断をしました。
まとめ|「誰でもできる」はウソ。だからこそ、やってみる価値はある

「誰でも簡単にできる」「買い物ついでに副収入♪」──
そんな甘いキャッチコピーに惹かれて、軽い気持ちでせどりを始めると、高確率で失敗します。大切なお金も時間も失ってしまうかもしれません。

でも実際にやってみてわかったのは、せどりで稼ぐには知識やスキル、継続力が必要だということです。
「お金を稼ぐ=それ相応の努力が求められる」…これは副業全般に共通する現実だと思います。
たとえわたしは成果を出せなかったとしても、
- 需要と供給による価格の動き
- 梱包や送料、固定費の重要性
- リサーチやデータの見方
など、実際に手を動かしてみたからこそ学べたことがたくさんありました。
失敗は決して無駄ではなく、次に活かせる経験です。
何事も、やってみなければ分からない。
「自分に向いているかどうか」を知るためにも、一度チャレンジしてみることは大きな意味があります。
もし合わないと思えば辞めればいい。逆に、続けられそうなら、それはあなたにとっての強みになるかもしれません。
この記事が、これからせどりを始めようとしている方や、副業にチャレンジしてみたい方のヒントや参考になれば嬉しいです。
コメント