せどりを4ヶ月間やってみた、結果と感想

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副業チャレンジャー界隈では、有名なのがせどり。転売と揶揄されることもあるけれど、規制がかかっていなければ合法。せどりは、商売の基本である「安く仕入れて、高く売る」の基礎が詰まっています。

 

 

単純な仕組みだから、初心者も参入しやすい。もれなく私もチャレンジし結果としては脱落したのだけれど、奮闘した4ヶ月間の結果と感想を記事化して記録に残します。

 

 

これからせどりにチャレンジしようとしている方は是非、参考にしてみて下さい。

 

 

せどりって何?

せどりとは商品を安く仕入れて高値で売り、その差額で利益を得る商売。小売業に分類される、立派なビジネスです。店舗で商品を仕入れることを「店舗せどり」、ネットで仕入れることを「電脳せどり」と言われています。

 

 

店舗せどりはイオンなどでセール品を仕入れる、電脳せどりはAmazonブラックフライデーで安くしいれる、みたいなイメージです。

 

 

販売先はECサイトやフリマサイト、オークションサイトが定番。王道は初心者でも参入しやすい、Amazonやメルカリです。

 

 

AmazonはECサイトの中でも低コスト。楽天市場は入会金や月額料金が高く、中上級者向け。

というように、サイトごとに特徴が違います。

 

 

せどりで重要なのは「安く仕入れて、高く売る」こと。そのため商品の需要や供給、市場状況の調査が肝心となる副業なのです。

 

 

せどりをはじめるきっかけ

 例えばWeb系仕事だと、WebデザインやWebエンジニアのスキルを学ぶことから始めなければなりません。アフィリエイトだと一般的に、はじめの成果が出るまでに1年以上かかると言われています。

 

 

これに比べてせどりは、利益が出る商品をリサーチして安く仕入れ、高く売ることができれば利益を出せます。スキルがなくてもすぐに始められる。この敷居の低さが、せどりをはじめるきっかけでした。

 

 

注意!!初心者は、高額商材のカモネギ

せどりで稼ぐ方法は、YouTubeやブログなどで数多く情報発信されています。もちろん有益な情報もあるのだけれど、残念ながらほとんどが悪徳情報商材というのが現実です。

 

 

迷える子羊状態のせどり初心者は「簡単に稼げる」などといった甘い言葉に誘われて、まんまと騙されます。

 

 

現にせどりノウハウをちょっと検索するだけで、「誰でも簡単に!買い物ついでに仕入れできる」とか、「誰でも月利70万円!!」とか、こんな調子のうたい文句で数多くの情報商材がヒット。

 

 

でもよくよく考えてみると月に70万円も稼げるならば、情報商材を売らずにせどりで稼げばいいと思いませんか?そうしない理由は、言うまでもありませんね。

 

 

売り手としてはせどりで利益を出すより、初心者(カモネギ)を相手に情報商材を高額で売りつけたほうが儲かります。そんな輩の巣窟で、無知な初心者は絶好のカモなんです。

 

 

本当に優良な情報には、それなりの対価を払う必要があります。けれど、せどりという分野はとくに情報の選別が難しい。

 

 

甘い言葉に惑わされず、いくつもの情報を収集してあなたが「納得できる内容のモノ」を選別してカモネギを回避してください。

 

 

私は高額商材を買うことはありませんでしたが、参考にしていたYouTubeやブログからラインへの誘導や有料会員への誘いをたくさん受けました。参考にしていた情報は、残念なからほとんどが情報商材でした。

 

 

せどりで成果を出せていれば、おすすめ情報を掲載できるのだけど、残念ながら私は敗退組。なので、私の情報収集ポイントを紹介しておきます。(参考になるかは不明。)

 

 

せどりノウハウの情報収集ポイント
  • 参考にする情報発信者は、何で稼いでいるのかを考える
  • ライン誘導、誘導会員の誘いが出たら、即回避
  • いくつか情報収集をして、重複する部分はメモしておく
  • 自分が納得できる情報をやってみる

 

 

せどりで重要なことは、だいたい同じです。信用できそうな情報をいくつかピックアップして、内容が重なる部分は信用できそうですよね。自分自身がなるほど💡と思えたら、とりあえずやってみましょう。

 

 

有料な情報を避けていれば、大損失は免れます。

 

 

私がせどりを脱落した理由

「百聞は一見に如かず」なんてことわざがありますが、まさにその通りです。

ここからは、私の百聞は一見に如かず体験を紹介していきます。

固定費がかかるストレス

何度も言うけど、せどりは安く仕入れて高く売る商売です。そのためにはまず世間の需要を知らないと、買ってくれる人がいるか判断できませんよね。

 

 

需要があったとしても、市場にはどれぐらいの数が出回っていて、いくらで売られているのかを知らないと、自分の商品が売れるかはわかりません。

 

 

これらを調べるにはそれなりの道具が必要で、それなりのコストが掛かります。また販売先によっては、利用料や手数料を支払う必要があります。これらはせどりをする上で欠かせないコストです。

 

 

もちろん使うツールにより料金か変わりますが、多くの初心者は「想像以上に」コストが掛かると思っていいでしょう。

 

 

ということで参考までに私の固定費を紹介しておきます。

私の固定費紹介
  • Amazon大口出品登録/月額4900円(商品を売るための、プラットフォーム
  • Keepa/月額約3000円(Amazonでの商品の価格変動がわかるリサーチツール)
  • アマサーチ/月額約3000円(バーコードを読み取り、商品の価格相場や利益率が確認できるリサーチツール)

 ↑これらの詳細な機能は、google検索にお任せします。

 

 

※楽天やヤフーでも出品は可能ですが、Amazon以上に月額料が掛かったり審査があるため初心者には選ばれにくいです。誰でも参入しやすいのは、Amazonです。

 

 

どのツールを使うのかは人それぞれですが、多くの場合、月額10,000円以上の固定費は避けられません。しかも!お金をかけてこれらのツールを揃えても、使いこなすのが難解だったりします。

例えば、選択する項目の意味がわからなかったり、表示されるグラフの見方がわかならかったり…。

 

 

仕入れの前に、ツールの基本操作を学ぶ必要があるのです。初めのうちは使い方がわからないツールに月額10,000円以上を支払い、寝る間を惜しみツールの使い方をYouTubeやブログなどから読み漁る。基本操作を理解できて、ようやくスタート地点です。

  

 

ここから商品を仕入れていくのですが、固定費も自分という人件費も、送料も含めなければ利益が出ません。実際、これらのコストを含めるると利益のだせる商品はなかなか見つけられません。

 

 

仕入れができなくても、キッチリ固定費だけは確実に毎月掛かってきます。これが辛いんです。

目減りしていく予算に、不安とストレスが溜まりました!!

 

 

貪欲に安い商品を探せない

例えば電脳せどりだと、各ECサイトが打つキャンペーンやクーポン、ポイント還元などを徹底的に掴み最安値で仕入れる必要があります。

例えば、楽天のお買い物マラソンを利用したり、楽天経済圏をフル活用して最大のポイント還元を受けられるようするなど【最安値】で買える手段を考えるんです。

 

 

店舗せどりだと、チラシやホームページなどでセール情報を入手したり、ポイント還元などを徹底的に調べ最安値で買える店で仕入れる必要があります。

 

 

こんなことを日々、突き詰めていくわけです。You Tubeなどで配信されているような、だれでも簡単に、行き当たりばったりで利益商品を仕入れられる、なんてことはありません。

 

 

こういう作業が好きな人はどんどん経験値を貯めていけるのだろうけど、個人的にはどうも苦手。イヤで仕方なかったんですよね。

 

 

仕入れ資金で、とにかくお金がいる

 最安値を追究できない私でしたが、実は30万円ほどの仕入れを一度経験しています。そこで思ったことは「想像以上にお金がいる」ことでした。

 

 

そもそも、せどりの利益率は10〜20%程だといわれています。これに基づいて月々の稼ぎたい金額から、必要な仕入れ資金を割り出してみましょう。

 

 

■目標「ひと月に5万円稼ぐ」

→利益率が10%の商品を仕入れるならば、単純に50万円分の仕入れが必要ですよね。さらに固定費や梱包代、配送料や自分という人件費などの諸経費も乗っかってくるので60万円ぐらいは必要ですよね。

 

 

けっこうな大金だと思いませんか?

  

 

さらに言えば、売れない商品も必ず出てきます。在庫を抱える不安、商品の損切りといったストレスが常に付きまといます。

 

 

在庫管理や資金管理をする上で、簿記の知識も必要になりますよね。こういう点を理解していないと資金ショートしてしまったり、金銭的な不安が心をむしばんでフェードアウトしちゃうのです。

 

 

Amazonルールが厄介

私の使っていた販売先は天下のAmazon。Amazonの出品者は企業だけではなく、副業せどらーも多数存在しています。※せどらーとは、せどりをしている人のことです。

Amazon内に同じ商品がいくつも出てくるのは、出品者が違うからなんです💡

 

 

初心者でも参入しやすいAmazonには、多数の出品者がいます。そのためAmazonはブランド力の保守と企業秩序を保つため、様々な出品ルールを設けています。このルールを知らないで仕入れをすると、Amazonでの出品ができなかったり、アカウントをバンされかねません。

 

 

実際私もAmazonルールを把握しきれておらず、出品ができない事態に陥りました。簡単に経験した中から3つを厳選して紹介しておきます。

  

 

□Amazonへの出品許可申請をして出品許可をもらわないと、出品できない商品がある

たとえば化粧品など肌にふれる製品やブランド名が知られている商品(トミカとか、adidasとか)のように、出品制限のかかっている商品は「出品許可」を得る必要があります。

 

 
 
申請に必要な書類は商品によって異なりますが、基本的にはメーカーや卸売業者が発行した請求書が必要です。(詳細はネットで検索してネ。)

 

 

提出した書類が不十分だと、その商品は出品できません。私の場合、ドンキホーテで仕入れた化粧品について出品申請が通らず、Amazonで出品できませんでした。

 

 
出品許可が必要な商品は思っているよりも多く、仕入れのときに苦労しました。個人的な印象として、店舗で仕入れたレシートはほとんど申請が通りませんでした。残念。

 

 

□突如として、出品禁止となる商品がある

Amazonでは、そもそも出品することができない「出品禁止商品」というものがあります。これに該当すると、Amazonでは出品できません。厄介なのは昨日まで出品できていた商品でも、突然に出品禁止となることがあることです。

 

 

実際に私が経験したのは「電気式コンロ」。昨日まで出品できていたのに、突如「今後Amazonでは電気式コンロの販売を禁止します。出品している方は取り下げてください」とう感じのメールが届き、販売経路が経たれてしまいました。

  

 

 しかも※FBAに送っていたので送料を払って返してもらうか、手数料を支払ってAmazonに処分してもらうかの選択を迫られました。どちらにせよ、赤字確定の不良在庫。結局は、Amazonで処分してもらいました😢

 

 

※FBAとは、フルフィルメント by Amazonの略。

Amazonフルフィルメントセンターに商品を納品したら、注文の受注、梱包、発送、カスタマーサービス、返品対応のすべてをAmazonが代行してくれるサービス。手数料や送料はかかるけど、効率的で信頼性の高いフルフィルメントサービスを提供することで顧客満足度を向上させることができます。

 

 

□FBAに納品するときのダンボール規定

FBAを利用してAmazon倉庫に商品を送るときは、規定の寸法に収まるダンボールかつ、ガムテープの貼り方まで決められています。丁度いいサイズのダンボールがないからと、ダンボールを組み合わせるのはNG。

 

 

私の場合は、この規定を知らずに縦長のブラインドを40本も仕入れジャストサイズのダンボールが見つからないトラブルが発生。ネットで探しまくって、ようやく2つで5000円もするダンボールを購入。ようやく納品できたけれど、大型商品だったので送料も手数料も高い。踏んだり蹴ったり。

 

 

予定では利益率60%の大当たり商品だと思っていたけど、予想外の出費がかかり過ぎてトントン。金銭的には赤字にならなかったから良かったけれど、あの労力を考えると…。

 

 

こんな感じで慣れないAmazonでの出品は、予想外のことばかり起こります。対処するために時間をかけ、精神をすり減らし、得られる予定だった利益も落ちていく。

 

 

最も恐ろしいのは、知らないうちにAmazonルールを破りアカウント停止のペナルティをくらうこと。(こうなったら、対処がめちゃくちゃ大変らしいです。)Amazonのプラットフォームを借りるには、それ相応のルールを把握し従わないということです。

 

 

まとめ

「誰でもできる」なんて甘い情報から、軽い気持ちで取り組むと間違いなく失敗するしお金も失うでしょう。お金を稼ぎたければ、それ相応の勉強は必須なんですよね。

 

 

私の場合は失敗に終わったけれど、せどりを通じて需要と供給による価格変動を肌で感じられたり、送料や梱包について学べたりと、取り組んでよかった点も多々あります。

 

 

やっぱり実際にやってみることは大事で、新しいことに触れるのは刺激的。失敗しても、なにかしら得られることが必ずあります。

 

 

それに合わないと思えば辞めればいいし、もしも自分に合っていれば最高にラッキー。

 

 

失敗談ですが、何かの参考になれば幸いです。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました~☺

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