恥ずかしながら独身時代頃、食費について毎月いくら使っているのか全く把握していませんでした。外食が中心でしたが、たまに自炊もしていました。自炊の方が安くなると思いきや、その逆で買い物へ行けばムダなモノを買い込み、実は外食している方が安かった。なんて日常茶飯事でした。
結婚を機に家計管理の方法について見直し、食費も管理するようになりました。そこで気が付いたことが【買い物に行くと、必ずムダ遣いをしている】ということです。お菓子やジュースなど、買わなくていい商品を毎回必ず買っているんですよね。
買わないように気をつけているのですが、買い物の度にこの物欲を抑えるのはきっとムリ。なら、買い物の回数自体を少なくすれば、ムダ遣いの頻度を下げられる→結果、食費を抑えられるのではないかと考えたわけです。
試行錯誤を繰り返した結果、3年ほど前から我が家では【買い物は、一週間に1回】に決まりました。効果としてはムダ遣いが減っただけでなく、「買い物の時間」や「毎日のお献立を考える時間」の削減に成功しました。
ということで、今回は【ムダなお金と時間】の削減に成功した【買い物を一週間に1回】にする方法について記事化していきます。家計管理をしている方、食費を削減したい方、時間の作り方を知りたい方は、是非参考にしてみて下さい☺
※この記事で言う買い物は、食材、日用品を買いに行くことを指します。
買い物を週一回にするメリット
買い物の回数を減らすと、【お金】と【時間】を節約できます。
◆ムダ遣いの機会が減らせる→ムダ遣いを減らせる
買い物へ行ったときに「買う予定ではない商品」を買ってしまうことって、多くの人が経験したことがあるのではないでしょうか。プリンやシュークリームといったデザート系、箱積みされているスナック菓子、普段使わない変わった調味料・・・。さらにお腹が空いていたら、ムダ遣いに拍車をかけてしまいますよね💦
ムダ遣いを辞めようと意識しても、やっぱり長くは続けられない。人間ってそんなものですよね。ムダ遣いをしないという意志を高めるのではなく、いっそ買い物の回数を減らしてしまえばムダ遣いの回数も減るのでは。というのがこの記事の提案です。
例えば2日に1回のペースで買い物に行けば、1ヵ月で14~16回ほどムダ遣いをしてしまうタイミングがあることになりますよね。1回の買い物で500円のムダ遣いをしていたとすると、500円×15回=7,500円のムダが発生していると考えられますよね。
これを週1回の買い物にするとムダ遣いタイミングは1ヵ月で4~5回ほどに収まり、500円×5回=2,500円に削減されます。あくまで例え話の計算ですが、あながち間違えではないように思います。
◆家事時間を削減できる
買い物って時間がかかる家事です。スーパーへ行く時間、商品を選ぶ時間、レジに並ぶ時間。地域にもよりますが1時間以上の時間を使っている方も多いのではないでしょうか。時間に余裕があればいいのですが、仕事や家事・育児をする方にとって、時間はとても貴重ですよね。
わたしも仕事をしながら5歳児を育てている身なので、時間は大変貴重。仕事終わりにこどもをむかえに行って、買い物をして、帰宅後は夕飯の用意・・・忙しいに決まっていますよね。買い物の1時間を削減できるだけでも、かなり大きいんです。
だったら買い物を週1回にして、時間を捻出しよう!ってことです。私の場合、買い物は家族全員が休日である土曜or日曜に行くと決めています。なので、平日に買い物へ行くことは滅多にありません。以前は平日も買い物へ行っていましたが、今はもう戻れません。
◆食材の下ごしらえをしておけるので、平日は時短で夕食を作れる
週一回の買い物と言うことは、一週間分の食材を買うことです。つまり、7日分の献立をある程度考えて買い物へ行くということになります。買い物をしたその日に食材をカットし冷凍保存しておけば、いざ使う時は味付けと火を通すだけ。洗い物も減り、かなり時短で夕食を作れます。
買い物を週一回にするデメリット
もちろんですが、買い物を週一回にするデメリットもあります。
◆買い忘れがある
初めのうちは一週間分の食材・日用品がどれぐらい必要か把握することができません。間違いなく買い忘れをしてしまいます。そうなると、買い物へ行く回数が増えてしまいます。しかしどれだけ買い忘れをしても、追加で買い物へ行くのはせいぜい1~2回ほどに収まります。
失敗を重ねていくことで、モノの在庫状況を自然と把握していきます。補充が必要だと思うとメモなどを取るようになります。半年もあれば買い忘れをかなり減らせるようになるので、初めのうちは勉強期間だと思い乗り越えましょう。
◆一週間分の献立を考えるのが大変
いちばんのネックは一週間分の献立を考えることかもしれません。毎日の献立を考えるだけでも大変なのに、一週間分まとめて考えるのですから大変でない訳がありませんよね。その日食べたいメニューも変わるかもしれません。
しかし逆に考えると、一週間分の献立を考えてしまえば、そのあとは考えなくてもいいわけですからメリットにもなるのです。こちらも初めのうちは大変かもしれませんが、徐々に慣れていきます。冷凍している食材だとメニューを前後することが可能なので、その日の気分でメニュー変更することもできます。
◆賞味期限のチェックが欠かせない
大切なのが賞味期限の確認です。頻繁に買い物へ出かけるのであれば、さほど気にしなくても問題はありません。でも一週間後に使う食材となると、傷んでしまう可能性が多いに考えられます。生鮮食品は週の前半で、後半は冷凍野菜や冷凍肉など賞味期限が長く持つ食材を使う工夫が必要です。
例えばお豆腐で言うと、購入から3日で賞味期限が切れる商品もあれば10日程度持つ商品もあります。賞味期限を意識したメニューを考え、極力賞味期限が長く持つ食材を選ぶ必要があるのです。
~事前準備~
何の準備もなく買い物へ出かけると、間違いなく買い忘れが起こります。逆に食材を買いすぎる可能性も大いに考えられます。こうなると買い物回数が増えてしまうし、食材を買いすぎることでフードロスの原因にもつながります。こうなると節約効果が減少してしまい、本末転倒。
失敗しないためにも、【事前準備】は大切です。むずかしくないので、一つづつ丁寧に確認していきましょう。
買い物先を1つ決める(ネットでもOK)
複数のスーパーをはしごする人もいらっしゃると思いますが、私はオススメしていません。労力に見合わないことが多いからです。何より、買い先が増えることは買い物回数が増えること。
結局、ムダ遣いするタイミングを増やす行為にもるので、一つの買い先で済ませるのが経済的にも時間的にも良いと考えています。
お店に関しては、食材と日用品を揃えているところがベター。ポイントも集約できるので、溜まりやすいメリットもあります。私が住んでいるような田舎だと大きなディスカウントショップが多くあるので、そこで買い物するのがおすすめです。(例えば、イオングループのビックエクストラ、大黒天物産のラ・ムーなど)なければ、イオンのような食材から日用品まで揃うお店で良いでしょう。
最近はネットショッピングで食材や日用品を定期配達してくれるサービスもあるので、それを利用するのもアリですね。実物が見られないというデメリットはありますが、家の中で買い物が可能なので時間効率がアップしますね。実際に利用していないので、あくまで参考ですが(^^;)
一週間分の献立を考える
まずは、普段作っているメニューを書き出します。書き出したメニューを参考に、あまり深く考えず1週間分の献立を立ててみましょう。ここまで出来たら、あとは日持ちする食材を週の前半に、後半は冷凍食材で乗り切れるように変えていきます。
そして、作った一週間の献立を実際にやってみます。そのなかで改善点が出てきたら、次の週に反映させましょう。※作った「一週間分の献立表」と「必要な食材を書いたメモ」は、必ず残してください。
数をこなせば、改善することのない献立表がいくつもできます。あとは使いまわして、献立を考える時間すらも削減してしまいましょう。
私は3年ぐらい「週一回の買い物」を実践しています。今は献立を考えることもなく、献立表をローテーションさせているので、めちゃくちゃ楽ですよ☺
補充すべき日用品をメモしておく
日用品の在庫状況も、事前に把握しておく必要があります。モノにもよりますが、ストックしておいて、減れば補充する形にすると週一回の買い物でも在庫切れで困ることはありません。
例えばサランラップ・アルミホイルは常に在庫3つと決めてしまいます。2つになれば、買い物メモに「ラップ」と書いておきます。このように、石鹸類やトイレットペーパーなどの日用品のストックが減ったらメモすることをクセ付けましょう。
初めのうちは、買い忘れがある。そう心得ておく
初めのうちは、多々買い物忘れがあると思います。しかし、回を重ねるごとに買い忘れが減っていきます。半年もすれば「週一回の買い物」が当たり前となり、事前準備もルーティン化していきいます。
初めのうちは失敗するものだ。と知っているだけで挫折する可能性はかなり低くなります。この節約法が上手くいけば、経済的・時間的な効果を実感できる日が来るので、継続してもらいたいと思っています。
まとめ
物価高を乗り切るには、ムダ遣いを減らすための小さな積み重ねが重要です。今回ご紹介した方法は、ムダ遣いを減らすだけでなく、家事時間の削減に繋がります。さらに、買い物の回数を減らすことで、支出の把握もやりやすくなり家計管理も楽にできるメリットまであります。
試してみる価値はあると、自負しているので是非参考にしてみて下さい☺
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